逆ハーとは知らずお見合いを
作品概要
作者:アルム
タイトル:逆ハーとは知らずお見合いをしました
ジャンル:ファンタジーロマンス
作品紹介
死んで目を覚ましたら。見える頭たちがカラフルでした?まるで虹のよう。
なるほど、これは異世界転生なのね。
勘違いは長く続かなかった。地名と皇族の名前がお馴染みだね?!
人生一回目、いろんな事を知りすぎている。つまりこれは憑依なのね!
しかもダーク!
もちろん、原作の内容ががダークだろうとシリアスだろうと私には
関係ないことである。
私はモブだから。すっごくお金持ちなモブ!
さぁ、前世は夢見ることもできなかった恋愛でもしながらゆっくり
生きてみようかな?
「別れてくれ」
しかし、目を覚ましたら一年前に戻っていました。
ちょうどクズ男に振られている時点に。
もう間違いない。これは回帰である。不幸にも今度は正解だった。
私は原作がスタートするよりも前に死んでしまった男主人公のせいで
恋愛らしき恋愛もできず回帰を繰り返す羽目になった。
このままじゃ不老不死のフリーになっちゃうよね。
ゆえに、男主人公を助けに行きました。おまけに暗鬱な家族も救ってあげますわ!
すべて無事成功して、もう平穏に恋愛することだけが残っている状況!
「我が息子の嫁にこんな雑なラブレターを送っただと?」
男主人公のお父さんの私への呼び方がおかしい。
「リリー、また会いましたね。」
男主人公のお兄さんはどうして私の部屋のベッドの上で私を待ってるの?
「いらっしゃい。待ってたよ」
お見合い相手はどこへ消えて男主人公がそこに座ってるわけ?
一体これはどういうことなの!?