悪人のための犬はいない

作品概要

作者:ペノノ
ジャンル:BL

作品紹介

“どうか僕のことを憎んでください”

世界が滅亡することを願っている光龍の追従者、ヘイラット・イアスティ―。
悪を追従している彼はロスカルツ王国の主神、ライネルに選ばれた
6人の大司祭の一人であり、神に仕えて人間を救わなければならない立場である。
務めに逆らう価値観を持っていたヘイラットはある日の朝、
悪を退治した英雄の話を聞く。
‘英雄が光龍を封じて再び平和が訪れた’と。
確か昨日までは生きていた光龍が封じられたなんて、信じられなかった。
だが、もし事実であればその英雄を殺すのが自分の役目だと思っている
ヘイラットにもっと困惑させる便りが届く。
その英雄がヘイラットの恋人だということ。
どうしても理解できない状況の連続にヘイラットは気付いた。
自分の記憶が3年前から途切れている事実を……。

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