超能力を使える《エスパー》とそのエスパーの暴走を阻止し力を安定させることができる《ガイド》が存在する地球。
二十二歳のテジョンは生計を立てることに精一杯なタイプの下級ガイドであり、興信所で不倫の件を担当している下っ端職員でもある。
ある日、依頼対象の女とその愛人のデート現場を捉えることに失敗したテジョンは近くのコンビニに寄るが、そこで偶然（運よく）彼らに鉢合わせする。ビールとおつまみを購入しているそのイケメンの《年下愛人》は、まぎれもなく高校時代に仲のいい友達だった下級エスパー、ミン・スヒだった。
実は、彼らはガイドとエスパーとして定期的に会ってスヒの力を安定させている契約関係に過ぎなかったのだ。
二年ぶりに出会った昔の友人が不倫をしていると誤解されることを阻止したいテジョンはスヒに契約関係を辞めることを勧め、スヒはその提案をを受け入れる代わりに、新しいガイドを探すまでの期限付きで自分のガイドになってほしいとテジョンに言う…。

半分無理矢理スヒの提案を承諾させられたテジョン。二年前にスヒのもとから離れた理由であったある事件を解決することもできていないまま、彼はスヒと友人でも何でもない妙な関係を始めることになる。